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男性骨粗鬆症について

  • 執筆者の写真: osakaopfrclinic
    osakaopfrclinic
  • 6月23日
  • 読了時間: 2分

骨粗鬆症は、女性に多いのは確かですが、男性もかかります。統計では、骨粗鬆症患者の約1/4が男性といわれます。骨粗鬆症によって骨折、特に、大腿骨近位部骨折を受傷すると、ある研究結果では、骨折1年後の死亡リスクは非骨折者に比べて男性で3.7倍、女性で2.9倍に高まることが示されています。つまり、骨折後の生活レベルは、女性より男性のほうがより低下しやすいのです。男性の平均寿命も80歳超える中、健康的な生活を続けるために、男性も骨粗鬆症のチェックや治療は重要です。 

男性の骨粗鬆症の原因としては、加齢による骨を作る力の低下もあります。また、閉経後女性の骨粗鬆症の原因として女性ホルモンであるエストロゲンの低下が指摘されていますが、それと同様に男性では、加齢により男性ホルモンであるテストステロンの低下も影響しているといわれています。その他、喫煙やアルコール、両親の大腿骨近位部骨折歴などが危険因子です。いわゆる、生活習慣病の、糖尿病、慢性腎不全、慢性閉塞性肺疾患(COPD、肺気腫や慢性気管支炎)などは、骨を劣化させます。このような生活習慣病などが原因の骨粗鬆症は、女性より男性に多いと指摘されています。 

診断は、「骨粗鬆症治療ガイドライン」では二重エネルギーX線吸収法(DXA検査)による腰椎と大腿骨の骨密度計測が推奨されています。男性の方にも当院のDXA検査による定期的な骨密度検査をお勧めします。 


 
 
 

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